転職直後でも住宅ローンは組める?勤続年数と審査への影響を解説

「転職したばかりだと住宅ローンは組めないのでは」という不安はよく聞かれます。かつては勤続3年以上が目安とされましたが、現在は勤続年数の条件を緩めた金融機関やフラット35など、転職直後でも申し込める選択肢が広がっています。

本記事では、勤続年数が審査でどう見られるか、転職の種類による評価の違い、通りやすくするための対策を解説します。

勤続年数は審査でどう見られるか

勤続年数は「収入の安定性・継続性」を測る指標として見られます。長いほど有利ですが、絶対条件ではありません。金融機関によって基準は大きく異なり、勤続1年未満・入社直後でも申し込めるところがある一方、勤続年数を明確な条件に置くところもあります。

フラット35は、勤続年数を一律の申込要件にしていません。転職して間もない場合でも、転職後の月収(見込みでなく直近の実績)をもとに年収を算定して審査できるため、勤続年数が短い人の有力な選択肢になります。

転職の「中身」で評価は変わる

同じ転職直後でも、転職の理由や内容によって評価は変わります。一般に、次のようなケースは前向きに評価されやすい傾向があります。

  • 同業種・同職種へのキャリアアップ転職で年収が上がった:安定性・将来性ともにプラスに見られやすい
  • 資格や専門性を活かした転職:収入の継続性が説明しやすい
  • 転籍・グループ会社への異動に近い転職:実質的な勤続の継続とみなされることがある
勤続年数・転職の状況別の見られ方(目安)
状況審査での見られ方
勤続3年以上・安定最も有利。多くの金融機関で問題になりにくい
勤続1年前後・同業種転職転職後の年収実績があれば通る可能性は十分
転職直後・試用期間中厳しめ。フラット35や勤続要件の緩い銀行を軸に検討
異業種・収入減の転職慎重に見られる。頭金を厚くするなど補強が有効

注意したいケース

事前審査や本審査の通過後、引渡しまでの間に転職すると、審査のやり直しや条件変更、最悪の場合は否決につながります。購入手続き中の転職は、引渡しが終わるまで避けるのが原則です。

試用期間中や、転職予定がある場合も注意が必要です。試用期間は雇用が確定していないとみなされやすく、審査上不利になることがあります。転職を予定しているなら、住宅ローンを組んでから動くか、転職後に収入が安定してから申し込むか、順序を意識しましょう。

勤続年数が短くても通りやすくする対策

勤続年数の不利は、他の要素で補えます。

  • 勤続要件の緩い金融機関・フラット35を軸に選ぶ
  • 頭金を厚くして借入額を抑える(返済比率が下がり審査に通りやすくなる)
  • 他の借入(自動車ローン・カードのリボ・キャッシング)を完済しておく
  • 転職後の年収実績(給与明細・源泉徴収票)を提示できるタイミングまで待つ
  • 同業種・キャリアアップ転職であることを書面や説明で補強する

よくある質問

転職直後でも住宅ローンは組めますか?
組める可能性は十分あります。勤続年数を一律の条件にしないフラット35や、勤続要件を緩めた金融機関があるためです。転職後の年収実績を提示でき、返済比率に無理がなければ、勤続が短くても審査に通る例は多くあります。ただし試用期間中は不利になりやすい点に注意してください。
勤続年数は何年あれば安心ですか?
一律の正解はありませんが、勤続3年以上あると多くの金融機関で勤続年数が問題になりにくくなります。1年前後でも、同業種へのキャリアアップ転職で年収実績があれば通る可能性は十分です。勤続が短い場合は、頭金を厚くする・他の借入を完済するなどで補強できます。
住宅ローンの手続き中に転職しても大丈夫ですか?
避けるべきです。事前審査・本審査を通過した後でも、引渡しまでに転職すると審査のやり直しや条件変更、否決の原因になります。購入手続きが完了(引渡し)するまでは、勤務先や信用状態を変えないのが鉄則です。転職はローン実行後に検討しましょう。

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