引越しの電気・ガス手続きはいつ何をする?切り替えで安くするチャンスの活かし方

この記事の要点

  • 電気・ガスの手続きは引越しの1〜2週間前までに。ガスの開栓は立ち会い必須なので、引越しシーズンは早めの予約が重要です
  • 引越しは電力・ガス会社を切り替える最大のチャンス。どうせ新規契約するタイミングなので、同じ手間で安いプランを選べます
  • 選ぶ基準はキャンペーン額ではなく年間の総額。解約金・市場連動プラン・セット割の縛りという3つの罠に注意してください

引越しで必ず発生するのが、電気・ガス・水道の停止と開始の手続きです。忘れると「新居に着いたのに電気がつかない」「お湯が出ない」となる、地味に重要なタスクです。

そしてこの手続きには、もう一つの顔があります。固定費を見直す絶好のチャンスだということです。電気・ガスは自由化されており、どうせ契約手続きをするなら、同じ手間で安い会社・プランを選べます。

この記事では、手続きの期限とやり方、切り替えで安くする考え方、キャンペーンに釣られて損をしないための注意点を整理します。引越し手続き全体の流れは引越しの手続きリストへ。

手続きの期限と流れ — ガスだけ立ち会いが必要

3〜4月の引越し繁忙期はガス開栓の予約が埋まりがちです。新居のガスは引越し日が決まったらすぐ(2週間前目安)予約してください。開栓に立ち会えないとお湯も暖房も使えない新生活が始まります。

旧居の停止は退去日まで、新居の開始は入居日から。日割り計算されるので、二重払いの心配は基本的にありません。

電気・ガス・水道の引越し手続き
旧居(停止)新居(開始)立ち会い
電気1週間前までに連絡事前申込(スマートメーターなら遠隔開通が主流)原則不要
ガス1週間前までに連絡(閉栓)**開栓の予約必須****開栓は立ち会い必須**
水道3〜4日前までに連絡事前申込(自治体の水道局)原則不要

引越しが「切り替えの最大のチャンス」である理由

電気は2016年4月、都市ガスは2017年4月に小売が全面自由化され、会社・プランは自由に選べます。普段の切り替えは「調べて・申し込んで・切り替わりを待つ」手間がネックですが、引越し時はどうせ新規契約の手続きをするため、追加の手間がほぼゼロになります。

また、通常の切り替えでは現契約の解約金・違約金が発生することがありますが、引越しに伴う解約では免除される契約も多く、縛りから抜けるタイミングとしても合理的です(契約条件によるため要確認)。

電気・ガス・ネット回線をまとめて見直すなら、ネット回線の選び方もあわせてどうぞ。

選び方 — キャンペーン額ではなく「年間総額」で比べる

切り替え先を選ぶ軸はシンプルで、自分の使用量での年間総額です。検針票(または電力会社のマイページ)で直近1年の使用量(kWh・m³)を確認し、比較サイトや各社シミュレーションに入れて年額で比べます。基本料金が安くても従量単価が高いプランは、使用量が多い家庭では逆転します。

キャッシュバックやポイント進呈のキャンペーンは魅力的ですが、初年度限りの特典です。「キャンペーン額÷12」を月額に均して年間総額に足し引きし、2年目以降の料金で比較するのが正しい見方です。

  • !!warn 罠①: 解約金・最低利用期間 — 安いプランに1〜2年の縛りと解約金が付いていることがあります。次の引越し予定があるなら縛りなしを優先
  • !!warn 罠②: 市場連動型プラン — 電力市場価格に連動するプランは、市場高騰時に料金が跳ね上がった事例があります。安さの理由が「市場連動」なら仕組みを理解してから
  • !!warn 罠③: セット割の拘束力 — 電気+ガス+スマホ等のセット割は単体最安の組み合わせに負けることがあり、1つ解約すると全体の割引が崩れます。セットは「個別最安と比べても得か」で判断

ポイ活視点のまとめ

電気・ガスの支払いはクレジットカード払いにするだけで毎月ポイントが付く、確実性の高いポイ活です(月2万円の光熱費なら還元率1%で年2,400円分)。口座振替割引(月50円前後)がある会社では損益を比較してください。

固定費の見直しは一度やれば毎年効き続けます。引越しという「どうせ手続きする日」に、10分の比較を足すだけ——これが最も費用対効果の高い引越しポイ活です。賃貸の初期費用や家賃側のポイ活は家賃のカード払いの記事へ。

よくある質問

引越しの電気・ガスの手続きはいつまでにすればいいですか?
旧居の停止・新居の開始とも、引越しの1週間前まで(水道は3〜4日前まで)が目安です。ただしガスの開栓は係員の訪問と立ち会いが必須のため、3〜4月の繁忙期は予約が埋まります。引越し日が決まったら2週間前を目安に、新居のガス開栓予約を最優先で済ませてください。
引越しのタイミングで電力会社を切り替えるべきですか?
検討する価値は高いです。どうせ新規契約の手続きが必要なため切り替えの手間が実質ゼロで、引越しに伴う解約なら現契約の解約金が免除される場合もあります。選ぶ際は直近1年の使用量をもとに年間総額で比較し、キャンペーン額は12で割って月額に均して評価してください。市場連動型プランと解約金の縛りには注意が必要です。
電気とガスはセットにしたほうが安いですか?
一概には言えません。セット割は管理が楽で割引もありますが、電気・ガスそれぞれの単体最安プランの組み合わせに総額で負けることがあります。また、セットの一方を解約すると割引全体が崩れる拘束力もあります。「セット割後の総額」と「個別最安の合計」を比べて判断してください。

理解度チェック

Q. 引越し先で電気を使うには、地域の大手電力会社としか契約できない。

答え: ❌ — 2016年4月の電力小売全面自由化(都市ガスは2017年4月)により、電力・ガス会社は自由に選べます。引越しはどのみち契約手続きが必要になるため、解約金なしで会社を切り替えられる絶好の見直しタイミングです。

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